Linuxのレイドをブートパーティションとして利用する

リナックスで、raidなパーティションを/bootで利用するには、2つの方法がある。
1. grub legacy を捨てて、grub2を使う
2. grub legacy を使い続ける代りに、raidのメタデータをv0.9にする
metadata 0.90では、raid-devicesの数や、パーティションの容量（2Tまで）に制限があるようです。詳しくは、manページを見てください。

ここでは、2.の方法についてメモしておく。

まず、raidを作成する時に、メタデータを0.90にする。
# mdadm --create /dev/md1 --metadata=0.90 --raid-devices=2 --level=1 /dev/sda1 /dev/sdb1

作成したraidを確認する。
# cat /proc/mdstat
md1 : active raid1 sda1[0] sdd1[3](S) sdc1[2](S) sdb1[1]
204736 blocks [2/2] [UU]
2行目に super 1.2 512K chunks みたいな文字列が表示されなければ、metadataは0.90です（多分）

ファイルシステムを作成する
# mkfs.ext2 /dev/md1

マウントして、必要なファイルをコピーする（例）
# mount /dev/md1 /boot
# rsync -av /mnt/backup/boot/ /boot

ブートローダーをMBRにインストールする
# grub --no-floppy

grub> device (hd0) /dev/sda
grub> root (hd0,0)
grub> setup (hd0)

grub> device (hd0) /dev/sdb
grub> root (hd0,0)
grub> setup (hd0)

以上です