バックアップをとろう(その3)

バックアップをとろうシリーズの続きです。

今使っているPCには、/dev/eltro(raid10)と/dev/raid5(raid5)の二つの論理ボリューム があります。これまでは、eltroの方をメインで、raid5の方はバックアップとして使っていました。しかし、ベンチマークを取るとreadパフォーマンスはraid5の方が優秀なので、/は/dev/raid5/gentooを使うように変更しました。

バックアップ元 → バックアップ先<変更前>
/dev/eltro/gentoo → /dev/raid5/gentoo
/dev/eltro/home → /dev/raid5/home
/dev/md1 → /dev/raid5/boot<変更後>
dev/raid5/gentoo → /dev/eltro/gentoo
/dev/eltro/home → /dev/raid5/home
/dev/md1 → /dev/raid5/boot

そうすると、http://d.hatena.ne.jp/dwarfjay/20110612/1307889365http://d.hatena.ne.jp/dwarfjay/20110610/1307704454はそのままでは動きません。なぜなら、両スクリプトでは、「メインで使っている論理ボリュームはeltroである」という暗黙の仮定があったからです。

暗黙の仮定を使ったままでスクリプトを修正するのは簡単ですが、今後もファイルシステムにイロイロな変更をする可能性が高いことを考えると、ファイルシステムに関する暗黙の仮定を元にスクリプトを実装するのは止めて、/etc/fstabに書かれた情報を元に動作するように変更する方が得策だと判断しました。そうしておけば、ファイルシステムに何か変更があっても、スクリプト自体の変更は殆んど必要なくなるはずです。

そこで、
1./etc/fstabを読みこんで、情報を管理するモジュールを作る
2.そのモジュールを使ってスクリプトを書きかえる
ことにしました。